2015-06-12 update
ギターの楽譜は六線譜!?‐コラム4
楽譜と言えば五線譜?いえいえ、ギターの楽譜には6本線や1本線の楽譜があるんですよ。
ギターの楽譜には6本線のものがあるのをご存知でしょうか?
楽譜と言えば五線譜を思い浮かべる方が多いと思います。5本線の楽譜ですね。
しかしギターの楽譜には6本線のものがあるんですよ。
今回はそんなめずらしい(?)ギターの楽譜をご紹介します♪
この6本線のギター譜はその名も六線譜!
とは呼ばず「タブ譜(TAB譜)」という名前がついています。
タブはタブラチュア(tablature)の略です。
ギターの音程は“何番目の弦の何番目のフレットを押さえるか”で決まります。
それが表記できれば、なにも五線でなくても楽譜として成立するわけなんです。
それでは、どうしたら押さえる弦とフレットを表記できると思いますか?
正解のタブ譜を見ていきましょう。
この楽譜のおもしろいところは6本の線がギターの6本の弦を表すところです。
他にユニークなのは、音符に書かれた数字。
ふつうは黒とか白の玉が書かれる部分です。
この数字が押さえるフレットを表すのです。
線が弦を、数字がフレットを表すワケです。
これにより指板のどこを押さえたら良いかが具体的に分かるというスグレモノ♪
とっても合理的だとおもいませんか?
よくト音記号が書かれる部分には縦に「TAB」と書いてありますね。
さて。
実はギターの楽譜は他にもあるんです。
いま6本線の楽譜をご紹介しました。
ほかには1本線の楽譜もあるんですよ。
こちらは普通に一線譜と呼びます。
1本ではさすがに全部の情報は書けません。
この楽譜に記されるのはコードネームとリズムだけです。
一線譜
弾き語りの人がよく使うんですよ。
メロディは覚えてるから書く必要はないと。
線の下に歌詞を書くのも良いですよね。
この楽譜は省スペースなので、1曲の情報を少ない紙面で表せます。
また、五線紙が無くても楽譜として残せるというメリットもありますね。
ちなみに、この一線譜は打楽器の楽譜にもよく使われるんですよ。
タンバリンやトライアングルに音色はいくつもありませんよね。
5本もいらないワケです。
というわけで、1本線にリズムだけというのが打楽器によくある楽譜です。
実は楽譜には古今東西、とってもいろいろなカタチがあるんですよ。
機会があったら他の楽器の楽譜を見せてもらうのもおもしろいですよ。
例えばドラムの楽譜なんて想像できますか?
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