2015-10-06 update
金属製のクラリネット~メタルクラリネットを発見!‐コラム42
金属製のクラリネットを発見!フルートもサックスも金属製ですからね。
クラリネットと言えば今も昔も木製というイメージですよね。一般にはグラナディラという木でできています。
ところが実は、1900年代の前半頃には金属製のクラリネットもあったと言います。
フルートはより音量を得るために金属製が主流になりましたが、クラリネットは金属製にしても音は大して変わらなかったのだとか。
では一体何のために作られたのでしょう?
答えは、野外での使用に需要があったようです。音量増というよりも、メンテナンス面で便利だったからだとか。
確かに木製のクラリネットは温度差や湿度に弱く、ましてや雨とか日光なんてご法度です。
屋外でのパレードや演奏に需要があった事は想像に難くありません。
野外向けだと、現在はプラスティック製のクラリネット、通称「プラ管」がありますが、さすがに音色は木製にはかないませんよね。
金属製の音が木製のものとそう変わらないのであれば、今でも需要はあると思うのですが。。
粗悪品が出回りすぎて敬遠されてしまったというハナシもあるようです。
で、こちらがそのメタルクラリネット▼
サックスで有名なセルマー社も1920年代に作成されていたようです。
コレ、かなりカッコイイと思いませんか?
このメタル感。う~ん、シビれますネ。
いったいなぜ消えてしまったのか。
残念でなりません。
再販すればきっと虜になる方もいると思うのですが。。
あなたはどう思いますか?
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