ピアノコラムPianoColumn
ピアノの寿命は?
100年はもつと言われていますが、ピアノとして、楽器として性能の維持を考えると30~40年といったところでしょうか。単純に「音が出る」だけではなく、正しい音律(音程)が保持できて鍵盤やペダルの動きを調整できることが大切です。
鍵盤の動きや重さの調整ができなくなったり、音がくるいやすくなったら寿命が近づいていると考えましょう。そうしたピアノで演奏すると、演奏者が弾き方などを工夫しなければならず、変な癖がついてしまうこともあります。修理が必要な場合は、費用対効果を見極め、買い替えも検討しましょう。
ピアノの寿命を延ばすには、日ごろのメンテナンスが大切です。使用頻度に応じ、定期的に調律をして、専門家(調律師)にピアノの健康状態をチェックしてもらいましょう。ハンマーや弦を交換すれば(オーバーホール)、ピアノの機能は回復し、より長く使うことができます。
スガナミ楽器南橋本店はピアノ工房を併設しており、修理のご相談も承っております。