COLUMN
2016-10-29 update
子どもに音楽を学ばせることで得られる良い影響とは?
音楽を聴いて元気になったり、安らいだ気持ちになったりした経験は、誰もが持っていることかと思います。また、音楽は脳に良い影響を与えるという話も、耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか? ここでは主に、子どものうちから音楽を学ばせることで、その後の発育にどんな影響があるかについて説明します。
音楽は子どもの脳に良い影響を与える
音楽を聴いたり演奏したりすると、脳に良い影響があると言われています。実際に、落ち込んでいるときに音楽を聴くと、不思議と元気になったり、気持ちが落ち着いたりすることがあるでしょう。心身の安定や機能の維持改善などのために、音楽療法が用いられることもあります。 また、音楽は子どもの言語能力や想像力を養ったり、豊かな感性を育む上で大きな役割を果たします。そのため、子どもが心身ともに健やかに成長するためにも、音楽をとり入れることは大きな意味があるでしょう。
子どもに音楽を演奏させるとさらに効果的
音楽は聴くだけでも脳に対する刺激になりますが、自分で音楽を演奏することで、さらに良い効果を得られると言われています。音楽が子どもの脳に与える影響について研究を行っている、アメリカのノースウエスタン大学の調査によると、音楽を聴いただけの子どもより、実際に楽器などを演奏した子どもの方が、神経伝達能力が向上したという結果が出ています。 また、同大学の調査によると、子ども向けに音楽教育のプログラムを行ったところ、言語生成能力が向上し、大学への進学実績が上がったという結果が出たそうです。 上記を通じて、演奏という活動を通して主体的に音楽に関わることは、脳に良い効果があると、証明されていると言えるのではないでしょうか。
子どもにはいくつから音楽を学ばせたらいい?
楽器の演奏というのは、身体がある程度大きくならないと難しいものです。たとえば、ピアノの鍵盤は、指が届かなければ弾きにくいですし、指の力も必要です。また、楽器の演奏を教わるときには、音の名前や指の位置が理解できなければいけません。まだ幼く言葉によるコミュニケーションが難しいような状態であれば、楽器を習わせることで、子どもがストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。 しかしながら、幼児期は音感を養うのに最適な時期でもあります。楽器はなかなか難しいかもしれませんが、音楽を体全体で感じ、純粋に音楽って素敵だなと感じることができる教育を行っている音楽教室なら、心(感性)やよい耳(音感)を早い段階から養うことができるでしょう。
子どもに楽器を習わせることは、楽器演奏の技術を上達させる以外に、学習能力を向上させる効果があると言われています。子どもの可能性を広げたいと考える方は、音楽を学ばせることを考えてみてはいかがでしょうか?