2018-09-20 update
講師に聞いてみた ヤマハ大人のチェロレッスンについて
講師に聞いてみた♪今回はヤマハチェロ講師の穴田貴也講師にお話を伺ってみました。恒例のヤマハグループレッスンについてや、チェロをはじめるきっかけなどをお話していただきました。
それでは先生、よろしくお願い致します。
穴田講師:
よろしくお願いします。
まず最初に、チェロのグループレッスンについてお伺いしたいのですが、グループレッスンの特長はなんでしょうか。
穴田講師:
そうですね。個人レッスンはどちらかというと経験者の方がより技術に磨きをかける場合に良いと思いますが、グループレッスンの特長の一つは、他の楽器も同じだと思いますけれどやっぱりアンサンブルを楽しめる点と、他の生徒さんと音楽を楽しめる環境にあることだと思いますね。
確かに他の先生方もよくおっしゃっていました。
その 環境の良さとは具体的にどのようなメリットにつながっていくのでしょうか。
穴田講師:
例えば、他の生徒さんと一緒に弾いているときに、自分が出している音ももちろんそうですけれども、自分と違う音も聴こえる環境にあるので、ハーモニーを楽しんだり、他の音を聴きながら自分の音と向き合うことができるという点も挙げられますね。
もちろん講師の自分がお手本を見せる訳ですけれども、同じ生徒さんという立場の方が一緒にいて、質問などもあらゆる視点で声が上がるので、一対一だと少し聞き辛いなっていう環境でもわからなかった部分がクリアになるということはよくあるんです。
そうなんですね。これから始めようという方の中には、チェロがかっこいいとか、好きという方でも、五線譜が読めない、無理なんではないかと考える方もいらっしゃるんじゃないかと個人的に思うんですが、いかがでしょうか。
穴田講師:
その点でもグループは有利だと思います。というのも、グループはレッスン時間が個人と比べて長いですし、譜読みも含めて基礎固めが効率的にできるというメリットがあるんです。
ですので安心して通っていただきたいです。
他にチェロレッスンの特長というものはありますか?
穴田講師:
チェロは楽器と体をくっつけて演奏するので、自分の出している音を身体で感じ取れることですね。これは、一度体験してみてほしいです。
電源のない楽器でもこれほど音が共鳴して、実際一音一音を立て自分が造っているんだという感覚がはっきり感じると思います。
そこに弦楽器ならではの感動がありますし、グループですと、やはりアンサンブルが魅力ですから。普段あまりさわる機会のない、まだまだ知られていない楽器だと思いますので一度無料体験レッスンで体感していただきたいですね。
それでは恒例の質問なのですが、穴田先生がチェロをはじめるきっかけをお聞かせいただきたいのですが。
穴田講師:
実は僕、一般大学を受けたんですが上手くいかなくて、浪人生活になりどうしようかなと思っていたところに、高校時代にヴァイオリンで所属していたジュニアオーケストラの顧問の山田慶蔵先生に、音楽がそんなに好きなら音大を受けてみたら、といわれたんですよ。
ただ今からヴァイオリンというのは無理だと自分でも思ったので、先生がチェロかコントラバスにしてみたらと。始める年齢も遅めな楽器なのでいいのではと。それであるときにそのジュニアオーケストラに教えに来ているチェロの先生が今度協奏曲を弾くからお客さんで聴くかいと言ってくれて、ドボルザークのチェロコンチェルトを全楽章、自分の前で弾いてくれたんです。
全曲ですか!?しかも観客は穴田先生お1人…。
穴田講師:
そうなんです。その演奏に凄く感動したんですよ。
そのチェロの先生は小柄なお方だったんですけれど、そこから繰り出される圧倒的な歌心のある演奏はいつまでも忘れないですね。
チェロかコントラバスか、と思ってはいたんですが、普段、自分の中の歌を代弁する気持ちで楽器を演奏していたので、そこで自分にはチェロしかない、と思い、音楽の道を進む事にしたんです。
素敵なお話ですね。では本格的にチェロを始めたのはその頃なんですか?
穴田講師:
そうです。遅いですよね。始めてみると、あまりにも下手でした。プロを目指すのは何度もやめようと思いましたね。
でもチェロは、知れば知るほど魅力に溢れていて、その気持ちを封じ込める程、それ以上でした。奥深い楽器、どんな立場になっても、いつまでもチェロは勉強です。
チェロはアンサンブルのできる楽器。今はチェロを始めたことで、たくさんの素敵な演奏家と一緒に演奏をしたり、お会いできることは、人生でとても貴重な経験です。チェロに感謝しています。
ありがとうございます。
身体に響く自分の音、一度体験してみてください♪人間の声に近く、出すひとつひとつの音に心をこめやすいと言われる楽器です。無料体験レッスンのご予約は随時受付中です。
<無料体験・ご見学はこちらよりどうぞ>
穴田貴也講師 プロフィール:
穴田貴也
洗足学園音楽大学器楽科チェロ専攻を卒業。チェロを木越洋、伊東毅、音楽理論を山田慶蔵各氏に師事。オーケストラ、室内楽、また映画、CM、ドラマ、アーティストサポートなどで演奏。在学中より清田愛未のライブでのサポート出演、アルバムで演奏。影絵劇団かしの樹 公演 にて全国の小中学校やホールでの演奏。中村浩之(UN.a)、mark Akixa、冨田勲、かすみ弦楽ラボ、伊藤賢治のバンド参加、植松伸夫プロデュースによるチェロカルテットCELLYTHMでアルバムを09年発売。KAGAYAスタジオ プラネタリウム番組や、山梨、長野においての山でのコンサートなど、自然との関わりのあるコンサートの出演も多い。絵本とのコンサートを行うなど、絵と音楽による表現をライフワークとしている。(敬称略)
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