福田りえ先生公開講座レポート
2018-06-13 update
6月7日(木) 福田りえ先生公開講座『障がいを持つ子どもへのピアノレッスン』が行なわれました。
動き回ってピアノ椅子に座ってくれない、根気がなくてなかなか集中力が続かない、自分の興味のあることにしか取り組まない…など日ごろのレッスンでお困りになったことはありませんか?
レッスンが思うように進まずもしかして…と思うグレーゾーンの子がいる、そんな生徒さまへの対応に悩む指導者の方がたくさん受講されていました。
障がいの種類は様々です。身体・知的・精神・難病の4つの障がい区分について知ること。その子は何ができるのかアセスメント=現状把握をすること。
質問の仕方を具体的にすることでパニックが避けられたり、レッスンの主導権をうまく握らせてあげたり、知っておきたい言葉かけをたくさんご紹介いただきました。この方法は定型発達の、特に幼児への指導においても役立つ方法なのではと思いました。
そしてなにより印象に残ったのは『親御さまの気持ちに寄り添う』こと。現実を受け入れられず苦しんだり、周囲からの好奇や非難の目にさらされ傷ついたり、周りの理解をなかなか得られないことも多い中、それでもピアノのレッスンを通して親御さまをねぎらい、褒める、ともに喜び合うことで自信にもつながっていく。実例としてドレミを3年掛けて習得していく映像を見せてもらいました。根気のあるレッスンですが先生と親御さまが年月をかけてひとつづつ導いていく姿に感銘を受けました。
今回、改めて障がいを持つお子さまやグレーゾーンと言われる生徒さまを教えることへの不安をかかえた先生方が多くいらっしゃることがわかりました。事例も様々ですが今回の講座の内容をレッスンに取り入れていただき、多くの子どもたちに音楽の楽しさを伝えていけたら良いと思います。
福田先生、ありがとうございました。
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できた!を明日の自信へ 気になる子へのピアノレッスン
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